こんにちは、くまです。
身近な堤防から楽しめる釣り。小さな魚が釣れるのもうれしいですが、少しずつ気になる魚も増えてきます。
今回の寄り道は「チヌ釣り」。
チヌは、正式にはクロダイ(黒鯛)と呼ばれる魚です。河口から港湾部、沖磯まで幅広く生息し、いろいろな方法で狙われています。
そう思うと気になりますが、仕掛けやエサ、聞き慣れない釣り用語もあって、最初は少し難しそうに感じます。
そこで今回は、師匠に教えていただきながら堤防からチヌを狙う方法を、初心者目線で整理してみました。まずは、これから挑戦するための準備メモとしてまとめた記事です。
その後、実際に釣りへ出かけ、2026年10月11日に初めてクロダイ(チヌ)を釣ることができました!
記事の後半には、釣行メモと、釣ったクロダイをさばいて料理した記録も追記しています。完成した「クロダイとキノコのワイン蒸しグラタン」の写真も載せました。
「釣ってみたい」から「釣れた」、そして「料理ができた」へ。少しずつ増えていく寄り道の記録です。
チヌ釣りには、いろいろな方法がある
調べてみると、チヌ釣りには「これだけ覚えればいい」という一つの方法があるわけではありません。
代表的なのは、次のような釣り方です。
| 釣り方 | どんな方法? |
|---|---|
| ウキ釣り | ウキを使って、狙った深さにエサを流す |
| ウキフカセ釣り | 撒きエサで魚を寄せ、針に付けたエサを潮に流す |
| ダンゴ釣り・紀州釣り | エサをダンゴで包み、海底付近へ届ける |
| 落とし込み釣り | 堤防の壁際にエサを落として狙う |
| ルアー釣り | ワームやプラグなどでチヌを誘う |
同じ魚を狙うのに、こんなに方法があるんですね。
最初から全部覚えようとすると頭がこんがらがりそうなので、今回はウキを使った釣り方を中心にまとめます。
まずは、釣りをしてよい堤防を選ぶ
チヌのウキ釣りでは、港湾部の波止や護岸、河口周辺などが候補になります。特に、流れが穏やかな場所は仕掛けを扱いやすく、入門向きとされています。
ただし、「海がある」「魚がいそう」という理由だけで、どこでも釣りをしてよいわけではありません。
釣り場を決めるときは、次の点を確認しておきたいところです。
- 釣りが認められている場所か
- 立入禁止の表示がないか
- 足場が安定しているか
- 船の出入りや作業の邪魔にならないか
- 周囲の釣り人と間隔を取れるか
- 魚を取り込むためのタモが水面まで届くか
釣れそうな場所を探すのも楽しいですが、まずは安全に釣りができる場所を選ぶところからですね。
チヌのウキ釣りで用意するもの
今回は、リール付きの竿を使い、ウキ下を調整できる仕掛けを想定しています。
基本的な準備リストはこちらです。
| 道具 | 使う目的 |
|---|---|
| ウキ釣りに使える竿 | 仕掛けを投入し、魚とやり取りする |
| スピニングリール・道糸 | 糸を出したり巻いたりする |
| ウキ | エサを流す深さを調整し、アタリを見る |
| ウキ止め・シモリ玉など | ウキの移動範囲を決める |
| オモリ | ウキの浮力に合わせて仕掛けを沈める |
| ハリス・針 | エサを付け、魚を掛ける |
| タナ取り用のオモリ | 水深を測る |
| タモ | 掛かった魚をすくう |
| ハサミ・プライヤー | 糸を切ったり、針を外したりする |
| バケツ・ゴミ袋 | 手洗いや後片付けに使う |
| ライフジャケット | 落水に備える |
撒きエサを使う場合は、エサを入れる容器と柄杓も必要です。
竿の長さや糸の太さ、ウキの浮力は、釣り場の水深や潮の流れによって選び方が変わります。初めは釣具店で「この堤防で、チヌのウキ釣りをしたい」と具体的に相談してそろえるつもりです。
名前だけで買いそろえるより、使う場所と釣り方を伝えたほうが、道具の組み合わせを確認しやすそうです。
最初に覚えたい言葉は「ウキ下」
釣り方を調べていて、まず押さえておきたいと思ったのが「ウキ下」です。
ウキ下は、ウキから針までの長さのこと。エサをどの深さに届けるかを決める設定です。
チヌのウキ釣りでは、最初に水深を測り、エサが底から10〜20cmほど上になるように設定する方法が基本の一つとされています。ウキフカセ釣りでも、まずは底付近を目安にして調整します。
つまり、仕掛けを投げる前に「ここはどれくらい深いのか」を知る必要があるんですね。
魚がいそうな場所へ投げるだけではなく、魚のいる深さへエサを届ける。ここが、最初の大事なポイントになりそうです。
堤防からチヌを狙う基本の流れ
1.水深を測って、ウキ下を合わせる
まずはタナ取り用のオモリを使い、狙う場所の水深を確認します。
水深が分かったらオモリを外し、エサが底付近に届くようにウキ下を調整します。ウキ釣りでは、底から10〜20cmほど上を出発点にできます。
足元と少し沖では深さが違うこともあるため、投入する場所を変えたら、必要に応じて測り直します。
2.撒きエサを使う場合は、流れる方向を見る
ウキフカセ釣りでは、撒きエサを入れた後、少し潮上へ仕掛けを投入して流します。
「潮上」は、潮が流れてくる側のことです。
例えば、ウキが左から右へ流れていくなら、左側が潮上になります。
撒きエサと針に付けたエサを、ばらばらの場所へ入れるのではなく、同じ流れの中で届けることを意識します。撒きエサが使える場所かどうかも、事前に確認しておきましょう。
3.ウキの動きを見ながら流す
仕掛けを投入したら、なじむのを待ち、必要に応じて道糸を送りながら流します。
糸を張りすぎると仕掛けを引っ張ってしまい、出しすぎると扱いにくくなります。ウキだけでなく、道糸の様子も見ながら操作することになります。
このあたりは、文章で理解するのと、実際にやってみるのとでは違いがありそうですね。
4.小さな動きだけで慌てない
チヌのアタリには、ウキが小さく動く「前アタリ」の後、ゆっくり引き込まれる「本アタリ」があります。フカセ釣りでは、沈んでいたウキが速度を上げて消し込むこともあります。
ウキが少し動いた瞬間に、すぐ竿を上げればよいというわけではないようです。
しっかり引き込まれる動きを確認し、糸のたるみを取って竿を起こします。フカセ釣りでは、ウキの沈む速度が上がるタイミングが、合わせの目安になります。
「今かな? もう少し待つのかな?」
最初は迷いそうですが、こうした駆け引きもチヌ釣りの楽しさなのかもしれません。
5.掛かったら、慌てずタモで取り込む
針に掛かったら、竿を立てて曲がりを保ち、魚の引きを受け止めながらやり取りします。
魚が水面へ近づいたら、タモですくって取り込みます。
掛かってからタモを探すことにならないよう、釣りを始める前に準備しておきたいですね。高い堤防では、無理に糸で抜き上げないことも大切です。
釣れないときは、一つずつ見直す
アタリがないと、つい仕掛けもエサも全部変えたくなりそうです。
でも、まずは基本を確認したいところ。チヌのウキ釣りでは、流す場所やウキ下を変更して反応を見ることが勧められています。
見直したいのは、次のような点です。
- 水深を正しく測れているか
- エサが底付近に届いているか
- 仕掛けがどちらへ流れているか
- 撒きエサと仕掛けが離れていないか
- 回収したときにエサが残っているか
一度に全部変えると、何がよかったのか分からなくなりそうなので、一つずつ確認する方針でいきたいと思います。
エサ取りが多ければ、ダンゴ釣りという選択肢も
夏から秋など、エサ取りが活発な状況では、ダンゴ釣りが有効とされています。
針に付けたエサをダンゴで包むことで、エサ取りから守りながら海底へ届け、チヌを寄せる役割も果たします。
チヌに食べてもらう前に、ほかの魚がエサを食べてしまう。そんなときには、エサの届け方そのものを変えるんですね。
まずはウキ釣りの基本を覚えてから、釣り場の状況に合わせて、ほかの方法も少しずつ知っていきたいです。
安全と後片付けまでが、釣りの時間
堤防は足場が整って見える場所でも、水辺であることは変わりません。
ライフジャケットを着用し、濡れた足場や強風、波の状況には注意します。危険を感じたときは、釣果よりも帰る判断を優先したいですね。
また、糸くずや針、エサの袋は持ち帰り、撒きエサで汚れた場所は現地のルールに従って片付けます。
自分が楽しんだ場所を、次に来る人も気持ちよく使えるように。そんなところまで含めて、釣りを楽しみたいと思います。
【追記】2026年10月10日の釣行メモ
チヌ釣りの道具や釣り方を調べたので、今日は師匠とともに実際に釣りへ行ってみることにしました。
ここからは、当日の天気や風、使った道具、釣り場で気づいたことを記録していきます。予習したことと、現地で実際に感じたことを比べながら、次の釣行につなげたいと思います。
当日の天気・風と釣り場の様子
| 項目 | 当日の記録 |
|---|---|
| 釣行日 | 2026年10月10日 |
| 釣り場 | シーサイドコスモ |
| 釣りをした時間 | 16時〜22時半 |
| 天気 | 晴れ |
| 気温 | 22時の段階で22℃くらい?寒いので薄手のダウンとネックウォーマー、ヘッドバンドを付けて防寒しました。ただ男性はスウェットの方もいましたので私が寒がりなだけかもです。 |
| 風向・風速 | 強い弱いにかかわらずずっと風にあたるため実際の気温より体感温度は低く感じます。 |
| 現地で感じた風 | 強くはなかったです。 |
| 混雑状況 | 太刀魚釣果情報フィーバーのため激込みでした。ウキのライトキラキラとしてがめっちゃ幻想的です。 |
出発前に確認した天気・風の情報をもとに現地へ向かいましたが、夜の海風に当たり続けると体感温度はぐっと下がります。防寒対策の大切さや、夜釣りならではの熱気と景色の美しさを実感した釣行になりました。
| 項目 | 使用したもの |
|---|---|
| 釣り方 | 団子釣り? |
| 竿 | 師匠のを借りました。 |
| リール | 師匠のを借りました。 |
| 道糸・ハリス | 師匠のを借りました。 |
| ウキ・オモリ | 師匠のを借りました。軽いやつとおっしゃってました。 |
| 針 | 師匠のを借りました。 |
| 付けエサ | コーン |
| タモなど | 師匠が準備してくれました。 |
↑こうやってみると、本当に上げ膳据え膳で申し訳ない…。
今回の釣果
なし。
ただエサ取りの動きなどとても勉強になりました。
単純に竿の動きを眺めているだけでドキドキしてすごくエキサイティングな時間でした!
次の釣行に向けて
今回の経験を、次の一歩につなげていきたいと思います!
うーん、釣れる気しかしない!!
妄想が暴走です!
【追記】2026年10月11日の釣行メモ|初めてクロダイが釣れました!
昨日に続き、しつこく本日も参戦です。

出かける前は、風は強くなさそうだと思っていました。
…が、実際は夕方暴風に会いました。なぜに…???
そしてこの日、初めてクロダイ(チヌ)を釣ることができました!

教えてくださる師匠の釣り方がとてもロジックとして成立しているため、まったくの初心者である私でも釣ることができました!
ありがとう師匠!!
師匠の長年の研究と検証のおかげです。
まだまだ勉強しなければいけないことはありますが、まずは初めてのクロダイに出会えたことを、ここに残しておきます。
めっちゃうれしい…。
【追記】2026年10月12日|釣ったクロダイで料理に挑戦します
ボラも掛かりました! 強い引きにびっくり
クロダイだけでなく、ボラも2回ほど掛かりました。
体が大きく、泳ぐ力も強くて、引きがすごい!
「魚とやり取りするって、こんなに体力を使うんや…」と実感しました。
2回目は途中で私が力尽きてしまい、師匠にバトンタッチ。最後まで自分でやり取りするのは、なかなか大変でした。

今回は、狙っていたクロダイに出会えた喜びに加えて、ボラの力強さにもびっくりした釣行になりました。師匠に助けていただきながら、魚とのやり取りも少しずつ勉強です!
昨日、初めて釣ったクロダイ。今日は、そのクロダイを使った料理に挑戦します!
自分で釣った魚を、今度は自分で料理して食べてみる。釣れた喜びの続きが、台所でも楽しめそうです。
う~ん、生きているって感じです。
クロダイのさばき方は、Honda釣り倶楽部を参考に
今回、さばき方の参考にしたのはこちらのページです。
ウロコ取りや内臓の処理から、2枚おろし・3枚おろし、その後の腹骨や皮の処理まで、写真付きで紹介されています。
ここでは、参考にしたページをもとに、料理に向けた下処理と3枚おろしの流れを、自分の復習も兼ねて簡単にまとめておきます。詳しい包丁の入れ方は、上のページをご覧ください。
クロダイをさばく手順
1.ウロコを取る
まずは、ウロコ取りで魚の表面のウロコを落とします。
ヒレの付け根などはウロコが残りやすいので、細かいところも確認します。魚の向きを変えながら、両面を処理していきます。
2.頭を落とし、内臓を取り出す
胸ビレと腹ビレに沿って両側から包丁を入れ、頭を切り落とします。
続いてお腹を開き、内臓を取り出します。
3.血ワタを取り除き、水気を拭く
中骨に沿って付いている血ワタも取り除きます。
参考ページでは、血ワタに切れ目を入れてから、ササラや歯ブラシなどで掃除する方法が紹介されています。
私は古い歯ブラシで行ったのですが、「やわらかめ」のためか全然掃除できず、結局指で引っ張ってきれいにしました…。
水洗いしたあとは、水気を拭き取ります。ここまでが、身をおろす前の下処理です。
4.骨に沿って、片側の身を切り離す
背側と腹側から、中骨に沿って包丁を入れていきます。
腹骨と中骨がつながっている部分も切り離し、尾の付け根から頭側へ向かって、片側の身を外します。
この段階では、骨が付いた側と、切り離した身の2枚に分かれます。
5.反対側の身も切り離して、3枚おろしに
反対側も骨に沿って包丁を入れ、身を切り離します。
左右の身と、中骨が付いた部分の三つに分かれると、3枚おろしです。
今回のクロダイも、ここまでおろしたところを写真に残しました。

初めて釣ったクロダイを3枚におろしたところ。左が中骨と尾の付いた部分、右側が切り離した左右の身です。
海で釣り上げたときとは、また違う姿になりました。
6.料理に合わせて、腹骨や皮を処理する
3枚におろしたあとは、作る料理に合わせて身を整えます。
参考ページでは、このあとに腹骨をすき取り、背側と腹側の身に分けながら血合骨を除き、皮を引く手順が紹介されています。
今回はグラタンに使う予定なので、レシピを確認しながら、必要な骨の処理や切り分けを進めていきます。
切り身の重さも測ってみました。今回のクロダイの切り身は、237グラムでした。

自分で釣った魚が、こうして料理に使う食材になりました。重さを量ると、釣れた喜びがまた少し違った形で実感できます。
この切り身を使って、クロダイとキノコのワイン蒸しグラタンを作っていきます!
クロダイとキノコのワイン蒸しグラタンを作りました!
初めて釣ったクロダイで、「クロダイとキノコのワイン蒸しグラタン」を作ってみました!
参考にしたのはこちらのレシピです。
釣れたときもどきどきしましたが、さばいて料理するのも、また別のどきどき。レシピを見ながら、一つずつ進めました。
身を切り分けたあとの頭や中骨など、アラも煮て、そのだし(フォン)をグラタンのスープとして利用します。
しっぽを切り落とさなかったためかなりワイルドな見た目です(笑)

さっきまで一匹の魚だったクロダイが、台所で少しずつ姿を変えていきます。
そして、できあがったのがこちら!

自分で釣った魚が、こんな一皿になりました。
海で釣り上げたときの喜びとは、また違ううれしさがあります。師匠に教えていただきながら釣った一匹が、料理に挑戦するきっかけにもなりました。
「釣ってみたい」から「釣れた」、そして「料理ができた」へ。
今回の寄り道は、海から台所まで続きました。う~ん、生きているって感じです。
※2026年10月12日、調理中の様子と完成した料理の写真を追加しました。さばき方の詳しい手順は上のHonda釣り倶楽部のページ、料理の材料や分量・作り方は上のレシピページをご覧ください。
初めての一匹から、次の楽しみへ
今回の寄り道は、チヌ釣りの予習から始まりました。
道具や釣り方を調べて、実際に海へ出かけて、初めてのクロダイに出会う。そして今度は、料理にも挑戦することになりました。
最初から全部うまくできなくても、一つずつ試してみると、次にやってみたいことが見えてきますね。
釣りの基本も、魚の料理も、これから少しずつ。今回の経験を、次の寄り道につなげていきたいと思います。


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